住民が災害情報を発信共有する! 「しが減災プロジェクト」
夕方のニュースで、滋賀県が県民参加の減災プロジェクトを始めたことを報道していた。
ゲリラ豪雨や浸水被害などを、その場にいる人が写真とコメント付きで、情報を発信・共有するもので、スマートフォンやパソコンなどのインターネットに接続できる情報機器があれば誰でも参加できる。
これはスゴイ!
ゲリラ豪雨など本当に短時間に刻々と状況が変わってくる場合、連絡を受けた市や県の職員が現場をにたどり着いてから発信していたのでは間に合わないことも考えられる。
その場に居合わせた人間が、写真を撮り、自分が体感している雨のひどさをコメント付きで知らせてくれたら、それに勝る速報はない。
その情報に基づいて、担当者が現場に急行することもできるから、避難勧告なども速やかに対処できそうだ。
昨日は「ICT湖都」の取り組みについてブログに書いたが、まさしくこのプロジェクトはICTの可能性を示したものだと思う。
地域で暮らす退職シニアが、このプロジェクトに参加できれば、昼間仕事で地域を離れている人達も自分の家のあたりがどんな状況か情報を得ることが出来て安心だ。
スマートフォンを持つ学生からシニアまで色んな人が参加して、この取り組みが広がると良いと思う。
こうした取り組みは、災害情報に限らず道路の陥没や交通事故など、住民が情報発信・共有することで、事故や渋滞を防いだり、不審者情報の発信共有で子どもの安全を守ったり、もっと色々な使い方ができると思う。
悪意を持ったガセ情報の排除法を検討しなければならないが、発信元を特定できるので、対策は可能だ。
住民参加で情報機器を利用して発信・共有すれば、地域の安心安全を守る活動はもっと広がる。
私達「ICT湖都」ができることもたくさんある。
微力ながら、これからも情報スキルの普及に努めていきたい。
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